木の種類その特性と用途を紹介しています
木の種類

木の種類

木の種類、用途とその特性

広葉樹と針葉樹

木は、その特性によって使われる用途が違ってきます。
木の特性を知って作品にあった材料を選ぶことが大切です。
ここでは、建築、木工におもに使われる木材を紹介しています。



▼木は大きく二種類に分類されます
お探しの木材をクリックしてださい↓

木材、針葉樹、広葉樹、合板、集成材、フローリング、家具
広葉樹
名称 分類
産地
用途 特性 比重
イタヤ
カエデ
カエデ科
カエデ属
本州、四国
九州
建築、家具、
スキー、土木、
船舶、楽器
工芸(イタヤ細工)
硬くて粘りがある。加工はやや困難。仕上がりは良好。絹糸光沢がある。曲木にも使える。 0.67
カシ
ブナ科
コナラ属
東アジア〜
東南アジアの
暖帯に自生
建築材、船舶材、
器具、
鉋台、
ノミ、カナヅチの柄
非常に硬く国産の材の中で一番重い。弾性があって水湿にも強い。
辺材と心材の境は不明瞭。
日本にはアカガシ、ウラジロガシ、ツクバネガシ、シラカシ、アラカシ、イチイガシなどがある。

カツラ
カツラ科
カツラ属
北海道
〜九州
家具、器具、文房具
装飾、彫刻、
碁・将棋盤
やや軽軟で加工は容易。仕上げは良好。
趣味の木彫りに最適。
0.49
キリ
ゴマノハグ
サ科キリ属
北海道南部
以南で植裁
家具、小箱、建築
(天上板、欄間)
下駄、装飾、木炭
やや重硬、強くて粘りがある。
加工性、仕上がりは中庸。
0.30
クリ
ブナ科
クリ属
  建材、家具、
工芸品
器具
  0.60
ケヤキ
ニレ科
ケヤキ属
本州、四国
九州
建築、社寺、彫刻、
家具
器具、船舶、
装飾用突板、
曲木に適す。日本の広葉樹の中で最優良材の一つとされる。 0.69
シナノキ シナノキ科
シナノキ属
北海道
〜九州
家具、機械、合板
器具、鉛筆、
材質は均整で軽軟。加工は容易。
仕上げは中庸。塗料や接着剤に注意が必乾燥は容易。
0.48
チーク クマツヅラ科
チークノキ属
インド、
マレー半島原産
タイ、ミャンマー、
フィリピン、
インドネシア
家具、造船材、
乾燥後の伸縮やそりがなく、耐久性と強度がある。
湿気や虫害に強い。
心材が金褐色、辺材は黄白色。
0.6
トチノキ
トチノキ科
トチノキ属
北海道南部
本州、四国
器具、家具、装飾
漆器木地、建築、
合板、彫刻、土木
保存性は低い。乾燥は容易。
軽軟で加工は容易。仕上げ良好。
絹糸光沢がある。狂いやすい。
0.52
ブナ ブナ科
ブナ属
北海道
西南部
〜九州
建築内装材、家具、
器具、曲材、合板、
船舶、機械、パルプ
重硬だが粘りがあり曲げやすい。乾燥の途中狂いやすい。

0.65
ブラック
オールナット

(黒胡桃/
クルミ)
クルミ科
クルミ属
アメリカ北東部
ヨーロッパ
カナダ
高級洋家具材、
銃床、器具、
心材は、黒褐色〜帯紫褐色、辺材は灰色。木肌はやや荒い。粘り強く狂いが少ない。
重くて硬い。加工性、接着性、塗装性、仕上がりともに優良。
使い込むと美しい光沢が生まれる。
0.59
ホオノキ
モクレン科
モクレン属
北海道
〜九州
彫刻、製図板、定規
建具、家具、器具、
楽器
保存性は低いが、軽軟で加工は容易。
乾燥も容易で仕上げは良好
狂いも少ない。
0.48
ホワイト
メランチ
フタバガキ

南洋材
東南アジア 合板、建築、
家具
散孔材。加工は中庸、仕上がり良好。
辺心材ともに淡黄白色、淡い褐色で時間がたつと褐色を帯びる。

細胞中にシリカが含まれており刃物を傷めるのが難。
揃った淡い色のとして内装材に使われることも多い。
0.5〜
0.6
マカンバ
真樺
カバノキ科
カバノキ属
おもに
北海道
本州北中部
家具、彫刻、車輛、
合板、建築、突板
重厚で強い。狂いが少ない。着色性が良い。仕上げは良好。日本を代表する良材の一つ。 0.67
ミズナラ
水楢
ブナ科
コナラ属
北海道
〜九州
家具、フローリング、
器具、車両、洋酒樽
突板
環孔材。
重硬で加工困難。
0.68
ヤチダモ モクセイ科
トネリコ属
おもに
北海道
本州北中部
家具、建築、バット、
テニスラケット、船舶、
合板、
ベニヤ合板
やや重硬、強くて粘りがある。
加工性、仕上がりは中庸。
0.65
ヤマザクラ バラ科
サクラ属
本州、四国
九州
建築材、造作材、
楽器、高級家具、
硬く強靱で狂いが少ない。
加工性、着色性、に優れ、磨くと光沢がでる。
0.68
レッド
メランチ
フタバガキ
東南アジア 建築(造作)、合板、
家具、車輛、
加工容易。仕上がり良好。辺材は乾くとヒラタキクイムシの害を受けるので防虫加工した方が良い。
0.5〜
0.6
ローズ
ウッド

(紫檀/
ナンベイシタン)
マメ科
ダルベルギア属
アフリカ、南米
フィリピンを除く
東南アジア
装飾性の高い高級
家具、器具、
心材は、赤褐色の他、橙、紫。辺材は白色。
密で硬く光沢がある。切削加工は困難。
磨くと美しい木目が表れる。
0.82






針葉樹
名称 分類 産地 用途 特徴 比重
スギ
スギ科
スギ属
本州、四国
九州
建築、建具、土木、
船舶、車輛、家具、
器具、樽、桶、はし
軽軟で加工性が良い。
特有の香りがある。
乾燥がはやい。
0.38
ヒノキ
ヒノキ科
ヒノキ属
本州中部、
四国、九州
建築、家具、器具、
船舶、彫刻、車輪、
社寺
水に強い。光沢がある。
狂いが少ない。加工性が良い。 
特有の芳香がある。

0.41
アカマツ
赤松
マツ科
マツ属
本州、四国
九州
建築、建材、器具、
車輪、土木、船舶、
パルプ
油分が多く、手入れをすると飴色になる。
重硬で加工性は中庸。
0.53
カラマツ
唐松
マツ科
カラマツ属
本州北部〜
中部
建築、土木、船舶、
パルプ
割れやすく仕上げしにくい。ヤニ気が強い。
重硬で加工性は中庸。
0.53
ベイマツ
米松
(ダグラスファー、
オレゴンパイン)
マツ科
トガサワラ属
北米西部 建築、合板、船舶、
車輪、土木、パルプ
包装、
心材は、淡い赤褐色、辺材は淡い黄白色で境界は明瞭。
木目は直通で木肌は粗い。杉と松の中間の材質で油っ気が多い。
重くて硬い材で耐朽性、保存性は高い。加工容易。仕上げ中庸。
0.55
ベイヒバ
米ヒバ
(イエローシーダー)
ヒノキ科 アラスカ〜
オレゴン州東部
建築、戸外用材 肌目が細かく狂いが少ない。
加工性が良く、耐久性もある。虫害に強い。

心材は淡黄白色、辺材は白色から黄白色。
0,5
ベイヒ
米桧
(オーソンヒノキ、
グラントヒノキ)
ヒノキ科
ヒノキ属
北米西部原産、
ヨーロッパや
日本にも分布
土木、建築全般、
建具、家具、器具、
船舶、
加工性、仕上がり良好。磨くと美しい光沢が生まれる。
木肌は、緻密で耐候性、保存性に優れている。
心材は、赤みを帯びた黄白色から黄褐色、辺材は、白ないし黄白色で境界は不明瞭。
0.51
ベイツガ
米栂
マツ科
ツガ属
北米
カナダ西部
スギの代用として
の建築、建具、防腐
土台、パルプ
堅さ、加工性は中庸。
仕上げ良好。磨くと光沢がでる。
割れが入りやすく、変色しやすい
0.46
ベイスギ
米杉
ヒノキ科
ネズコ属
アラスカ〜
北米西部
外壁板、屋根材、器
具、枠、土木、心材
軽軟だが耐久性にすぐれ、割って薄板にしやすい。仕上げは中庸。
ネズコと同属。

0.37
スプルース
米トウヒ
マツ科
トウヒ属
アラスカ〜
北米西部
パルプ、建築、楽器
ピアノ響板
やや軽軟で加工容易。
仕上げは良好。
絹糸光沢がでる。
0.41
シベリア
カラマツ
マツ科
カラマツ属
旧ソ連
極東部
仮設用材、枕木、
電柱
針葉樹としてはかなり重硬。加工はやや困難。水中での保存性が大きく樹脂分が多いのが特徴 0.51
アガチス類 ナンヨウ
スギ科
東南アジア
全域、豪州
建築、内装仕上げ材
家具、器具、鉛筆、
マッチ
やや軽軟で割れにくい。
加工容易、仕上げ良好。
保存性は低い。
0.48
サイプレス ヒノキ科
ヒノキ属
西オーストラリア ウッドデッキなど シロアリや腐食に大変強い  






木材(もくざい)とは、様々な用途の材料として用いる、樹木の幹の部分の呼称。
木材店の店頭に並ぶ各種木材木は生き物であるため同じ種類の木でも一本ずつ性質が異なり同じものは存在せず、扱いにも特殊な工夫を必要とする場合がある。季節では、夏雨性の温帯気候に属する日本においては木の新陳代謝の低下する秋から冬にかけての時期が伐採の最適期とされており、この時期に伐採したものは腐れや害虫に強い木材になる。

乾燥
伐採直後の原木の含水率は樹種や品種にもよるが40〜300%以上の広きにわたる。十分に乾燥されていない木材は重く、腐りやすく、収縮・変形し強度も乾燥材に劣る。生木を乾燥させていくと含水率30%前後(繊維飽和点)で収縮が始まり、変形となって現れる。 たとえば、木材を一定の温度・湿度に調節された環境に放置すると、ある含水率に達した時点で木材の吸湿と放湿が同じスピードになり、見かけ上木材が吸湿も放湿もしなくなる時が来る。こうなると木材は収縮しなくなり変形も収まる。このように、外気からの木材への吸湿と木材から外気への放湿が見かけ上、平衡に達する含水率は温度と湿度によって一意に定まり、この含水率を平衡含水率という。日本の場合、外気の平衡含水率は季節や地域によって異なるが、おおむね12〜16%程度であり、建築用材であれば15%まで乾燥してから用いるのがよいとされている。また、冷暖房設備の整った屋内での使用が基本となる家具用材などでは8%、場合によってはそれ以下の含水率まで乾燥した材が用いられる。 これは、木材が一定以下の含水率になった後、湿気を吸いにくくなるという性質を利用するためである。 なお、木材の表面だけが乾燥して内部の含水率が高いと出荷後に製品に狂いが生じるので、乾燥工程の終了時には十分な養生期間を設けて、木材内の含水率をできるだけ均一にすることが望ましい。

木造建築には木材の収縮に伴う寸法の狂いが当然のように思われているが、適切に製材し適切に乾燥させた木材を利用すれば建物の狂いはほとんど生じない。しかし、現在の日本で適切な乾燥材の入手は難しく未乾燥の木材が建築材料として広く流通しているのが現状である。

含水率の公式:含水率(%)=(木材の重量−完全乾燥材の重量)÷完全乾燥材の重量×100


製材
山から伐り出した原木を丸太の状態で利用する事は少ないので、通常は皮を剥がし角材や板材を切り出す作業を行う。古くは木挽き職人と呼ばれる技能者が個々の原木の性質を見極めながら製材をしていた。同じ原木を製材しても職人の腕一つで材木の品質や歩留まりなどが大きく左右されたので、木挽き職人は高度な技術が必要とされる仕事であった。現在は機械的な大量生産になっているので、職人による高度な製材技術は期待できない。


心材と辺材
木材の中心に近い部分を心材(しんざい)または赤身(あかみ)、樹皮に近い外側の部分を辺材(へんざい)または白太(しらた)という。赤身、白太という呼び名は中心部が赤っぽい色をしており、外辺部が白っぽい色をしているためである。ただし、木の種類によっては中心部と外辺部で色の違いがなく、芯材と辺材の区別がほとんど出来ないものもある。

木は生き物であるため新陳代謝を繰り返し成長を続けている。生物としての木が活発な新陳代謝をしている部分が外辺の辺材部分(厳密には表皮と隣接する数層、形成層と呼ばれる)で、細胞が死んで新陳代謝を終えた部分が中心に近い心材となる。辺材は生命活動を行う必要性から栄養分や水分が多いので腐りやすくシロアリなどの害虫にも弱い。心材は辺材に比べると強度的には劣るが、フェノール類などの抽出成分を含んでいるため耐朽性にも優れているので、外構用部材などにはよく用いられている。建物の構造材としては心材を含んだ角材が利用されるが、変形が大きいので、十分に乾燥した材を用いることが求められている。


年輪と木目

早材と晩材
早材とは一年輪のうち春の成長が盛んな頃に形成される細胞で春材とも呼ばれる。細胞壁は薄く、細胞の直径は大きく密度は小さい。晩材とは夏頃に形成される細胞で夏材とも呼ばれる。細胞壁は厚く、細胞の直径は小さく密度は早材に比べて大きい。肉眼で見た場合、濃く見えるのが晩材部である。


板取り

柾目と板目。Aが柾目、Bが板目となる。原木から板を切り出す場合、年輪の目に対してどのような角度で切り出すかによって、板表面の木目が異なってくる。また、切り出しの角度は木目のみならず、板の強度などにも影響を与える。

柾目(まさめ、正目)
年輪の目を断ち切るように年輪に対し直角に近い角度で切り出した板の表面に現れる木目を柾目と呼ぶ。冬目と夏目が交互にほぼ平行に現れ、きれいに揃った縞模様となる。収縮や変形が少ないが、水分を透過させやすい。柾目の板は原木から20〜30%程度しかとれず歩留まりが悪いので高価である。
板目(いため)
年輪の目に沿うように接線方向に切り出した板の表面に現れる木目を板目と呼ぶ。木目は柾目のように整った縞模様とはならず、不規則な曲線模様となる。板目の板には裏表があり、切り出しの際に外辺部側に面していた方が表面、中心部側に面いていた方が裏面となる。木材の切断面を指す意味の「木口」の年輪の模様を見るとカタカナの「ハ」の字状に目が走っているが、ハの字の狭い方が表、広い方が裏となる。板目の板では水分の吸い込み易さの指標である吸水率が表側と裏側で異なり、長い年月を経ると必ず収縮・変形し易い性質があり、木材には反りが生じる。年輪の目が詰まった冬目が板の厚さ方向に複数重なっているため水を透過させづらい性質を持つ。この性質を利用して液体を貯蔵する樽などには必ず板目の板が利用される。


無垢材と木質材料
一本の原木から角材や板を直接必要な寸法に切り出したものを無垢材と呼び、小さな木の破片や薄い板を集め接着剤で貼りつけて大きな寸法の部材としたものを木質材料と呼ぶ。 主な種類として、集成材、LVL(単板積層材)、合板、パーティクルボード(PB)、ファイバーボードがある。 集成材の接合法は大きく分けてスカーフジョイント・フィンガージョイント・パットジョイントの3種類に大分類され垂直形ミニフィンガージョイントによる接合が多い。構造用集成材の種類としては米松(ダグラスファー)・欧州赤松(レッドウッド)・SPF(スプルース・パイン(松類)・ファー(樅))・米ヒバ・米栂・スギ・カラマツなどがある。


合板

合板の製造方法の概念図単板(木材を薄くスライスした板。多くはロータリーレースといわれる機械によって、かつらむきのように薄くスライスされる)を複数枚、接着剤で張り合わせ一枚の板に加工したもの。強度と寸法安定性能を高めるために、木目が交互に交差するように張り合わせている場合が多い。ベニヤ板とも呼ばれる。(詳しくは合板の解説を参照のこと)

大面積の板材を無垢材から得るためには巨木が必要となるのに対して、合板は無垢材に比べて安価に大面積が得られる点、工場加工ゆえに品質が安定している点から、様々な用途に広範に利用されている。合板の多くは、ホルムアルデヒド系接着剤が使用されており、気化した成分が人体に悪影響を与えることがある。そのため、1980-1990年代頃よりシックハウス症候群の原因として問題視されるようになってきた。また、湿気に弱いため、屋外や水回りで使用するものには、耐水性の高い接着剤を使用するなどの工夫が必要とされる。

日本農林規格のJASでは耐水性の有無や使用用途によって特類、一類、二類といった等級がある。さらに、上記のホルムアルデヒド放散量によっても等級があり、F☆〜F☆☆☆☆という表記がされている。 F☆☆☆☆以外は、住宅で使用する際に使用量が制限されるため、ほとんどの製品がF☆☆☆☆に対応するようになった。

ラワン合板 - ラワン(lauan)は東南アジアなどに分布する樹種で高さ40m、胸高で直径が2m程度に成長する広葉樹高木。ラワン材はこの広葉樹材を張り合わせた合板。表面がざらざらしており木目はハッキリしないのが特徴である。一般にベニヤ板という場合はラワン合板をさす。現在では厳密にラワン材はかなり乱伐によって減ってしまったため、現在は南洋系の広葉樹材を使用する合板をラワン合板と称している。
針葉樹合板 -主に松類から作られる合板で、ラワン合板と比べると木目による凹凸が大きく、大きな節穴がある。強度的にはラワン合板と比較すると一般に劣るが、生産技術や接着剤性能の向上によって十分な強度を持ち、構造用など意匠に関係のない部分の合板として広く用いられている。

木質ボード
パーティクルボード - 木材の砕片に接着剤を混ぜ圧縮成形したボード。断熱性、遮音性に優れる、耐水性には欠けるので主に家具、内装下地として使用される。学習机やホームセンターなどで販売されているカラー合板の芯材として多く用いられている。
国内のメーカーでは建築廃材などで材料を100%まかなうメーカーもある。

OSB -Oriented Strand Board配向性ストランドボード の略で、木片を一定方向に並べて一定方向への強度を高めたものである。
低質の広葉樹(アメリカ・カナダではアスペン)を用いており、以前は規格外のため構造用に用いることが出来なかったが、JASにより規格化されたため、近年普及が進んでいる。 日本では合板が構造用パネルとして広く使用されているが、ここ数年の価格高騰がOSBへの転化を後押しする結果となった。

MDF - Medium Density Fiberboard中密度繊維板 の略で、パーティクルボードよりも更に細かい木材の繊維に接着剤を混ぜて圧縮成形した木質ボードでの1つである。比重によってハードボード、MDF,インシュレーションボードの3種があり、MDFが最も代表的なものである。
用途はパーティクルボードとほぼ同様だが、表面がなめらかで、化粧板を貼っても凹凸が出ずきれいな仕上がりとなる。パーティクルボード以上に耐水性は無く、MDF単体で用いられることはほとんど無い。 用途は、扉や家具のコア材、変わったところではトラックのドアの芯材にも用いられている。

ランバーコアボード - 無垢の小さな棒材を複数並べたものを芯材とし、表面に薄い板を張って一枚の板に加工したもの。他の合板と異なり、釘が効く特長を持つ。

主な成分
セルロース、リグニン、ヘミセルロース


機械的強度
木材は比重が小さいので、強度を比重でわった比強度(同じ強さを発揮するのに必要な材料の重さの逆数、飛行機の材料などでは重要な特性)は金属に比べても小さくない。繊維の方向によって強度特性が異なる。木製の高性能軍用機としては第二次世界大戦で活躍したモスキートが有名である。軍用機以外にもグライダーにも木材は使用されており、木製モノコック構造のKa6シリーズが有名である。鋼管羽布張りの機体でも主翼の構造部は木材である。最近ではFRPモノコックの機体が主流になったが、機体の主翼桁は木材が使用されている。

下表はいくつかの木材の機械的性質である。

材種 比重 圧縮強度
[MPa] 剪断強度
[MPa] ヤング率
[GPa]


用途

風のハルカ(朝ドラ)のスタジオで使われる木材のエイジング効果の説明パネル(2005年11月 NHK大阪施設見学会で写す)木材はその入手の容易さから、旧石器時代から住居や道具の材料および燃料として利用されてきた。 また、製紙原料としても古くから用いられている。


住居
吸湿性
加工の容易さ
組積造の材料に比べ、軸組工法の得失

道具
武器として
弓矢
槍の柄
棍棒
玩具:手触り、肌触りがよく、暖かみがある。幼児向けのものに多い。
積み木・独楽・こけし
日常の道具
杵と臼
鍬その他種々の道具の柄。日本では堅い樫が好んで使われた。
家具。タンスは吸湿性のよいキリ。
楽器
木材の比ヤング率は高い。そのため、大きな力を必要とせずに、安定した振動を得ることができる。また木材は、適度な粘性を持っており、かつ表面反発係数は金属のそれより低いため、瞬間的な外力による加振、及び継続的な外力による励振のいずれによって振動させた場合にも、発生した音は、いわゆる金属音とは異なる高周波成分の少ない“柔らかな”音になる。加えて木材は、力学的な異方性を有する。また、樹種、生育環境等により力学的特性にばらつきがある。そのため、同一の形状であっても、木取り(板取り)の仕方や材の選定によって固有振動数及び音の減衰率が様々に変えることができ、多様な音色の楽器を作ることができる。木材は、他の材料に類を見ないこれらの特徴を持つため、現在も広く楽器用材として利用されている。
バイオリン属
胴体部分の表側(弦が張ってある側)にはスプルースが、裏側にはメイプルが好んで用いられる。なお、弓も木製である。
木管楽器。元々は木製。
オーボエ、及びクラリネットにはグラナディラが好んで用いられる。ファゴットには、メイプルが好んで用いられる。現代のフルート及びピッコロには、洋銀、銀、金などが多く用いられているが、木製のものもあり、その多くには、グラナディラが好んで用いられる。
ピアノ
フレームには鋳鉄が用いられているが、共鳴板部分には、スプルースが好んで用いられる。
ギター




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